配電盤の包装設計🐯トラックの種類と荷台寸法

製品輸送にはトラックを使用します。
背の高いキュービクル、ラック及び蓄電池盤に関わる筐体開発も増えてきています。
包装設計は、輸送手段のトラックも加味して設計しましょう。
ここではトラックの種類と荷台寸法について説明します。

トラックの積載量

トラックには、小型（2ｔクラス）、中型（4ｔクラス）、大型（10ｔクラス）があります。
トラックの種類と荷台寸法は表1を参考にしてください。
　小型・・・住宅地を走り、荷下ろしを頻繁に行う場合に適しています。
　中型・・・工場から配送センターへの輸送など比較的荷下ろしの回数が少ない場合、
　　　　　　パレットを使用してまとまった貨物を運ぶ場合に適しています。
　大型・・・大量の荷物や、大きな荷物の輸送に適しています。

荷台の種類

トラックの荷台の種類には用途により、平ボディ、バン、ウイング、クレーン、冷凍があります。

中型（4ｔクラス）の荷台寸法例

工場から配送センターへの輸送、まとまった貨物を運ぶ場合には中型のトラックが適しています。
中型トラックの荷台の寸法例（表2）を参照してください。

積載物の高さ

1）道路交通法から見る積載物高さ
　・4ｔ車の荷台高さは1ｍ程度です。
　・道路交通法によって積載物の高さは3.8ｍと定められています。
　よって積載物の高さは　2.8ｍまでです。
　　　3.8ｍ（規定高さ）－1ｍ（荷台高さ）＝2.8ｍ（包装・積載時の荷台カバーを含めた高さ）

2）中型トラックの積載物高さ
　　パレット高さ（120ｍｍ）や荷台カバーを考慮すると、
　　実際に積載可能な商品の高さは、2400mm程度です。

まとめ

・包装設計では、中型（4ｔクラス）トラックでの輸送を検討しましょう。
・包装設計では、高さ2400ｍｍ及び幅2000ｍｍを超える製品は荷台寸法に注意しましょう。