風速は、
海岸線に近いほど強く、
設置場所が高くなるほど強く、
地表面に建築物や樹木の障害物がないほど強く なります。
部品の脱落・転倒を防止するには、
風圧力を的確に見積り、正しく設計・施工する事が大切です。
耐風圧に注意したい設置場所を紹介します。
例)海岸近く+ビル屋上
<熱海の高層ホテル 屋上設置の配電盤>
地上では微風でも、屋上では風がビュー、ビュー吹き、奥行きが狭い盤は、風によって揺れます。
風による振動によってアンカーボルトの緩み、及び固定部が変形しないか心配になります。
海岸線近くへの設置は、強風が吹いても動かなくするため、下側面に加え、
盤の上方も固定するなど、堅固な設置方法が求められます。

写真はイメージで、実例とは関連ありません。
例)海岸近く+障害物がない場所
<沖縄、ゴルフ場の配電盤>
写真は、ボールがよく飛ぶ本当に素晴らしい天気ですが、
台風が来ると、強風は盤の扉も飛ばしてしまいます。
風圧力の考慮不足、見積り間違いをしないように注意しましょう。
設置後の改良は、新規設置より手間がかかります。
風圧力は風速の二乗に比例します。
当初から適正な風圧力を見積もった設計・施工が大切です。

写真とはイメージで実例とは関連ありません。
例)海岸近く+山中
<沖縄、山中の基地局>
常時風が吹く場所では、キャビネット表面に設けた扉や遮蔽板の固定にも注意が必要です。
山中の盤は目が届きにくく、故障後直ちに改修に向かうのは難しいです。
故障が起きにくい設計、余裕を持った設計を心掛けしましょう。

写真とはイメージで実例とは関連ありません。
例)高層ビル+屋上
<高層 ビル屋上>
高層ビルの屋上では、強風により盤の転倒・ダクトやパネルなどの脱落・落下の恐れがあります。
市街地では周辺の住民に迷惑を掛けない配慮が大切です。

写真とはイメージで実例とは関連ありません。
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