配電盤の板金加工は、板材を抜くことから始まります。
抜きの加工限度を知っていれば、設計の幅が広がります。
ここでは「抜き加工限界」を説明します。
普通許容差
タレットパンチプレス及びレーザー加工機の寸法許容差はB級とします。
最小寸法
1)突起
2)切り欠き
これより細くて長い突起は捻じれます。
これより深い切り込みは、パンチがもちません。
3)孔径
・板厚と同じ、または0.5mmの大きい方が最小径です。
・穴径が小さいとパンチが折れやすくなります。
・市販標準パンチの最小径は0.5です。
・異形形状、外形抜きの場合の切欠き幅は、板厚の1.5倍以上必要です。
4)孔位置
孔が接近していると、いずれかの穴が変形します。
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