分電盤や制御盤類を輸送する際、段ボールに包装する場合が多いです。
ダンボールの取扱いに注意してもらうためにケアマークを表示します。
ケアマークは、ダンボールの中身に合わせた「内容」で、適切な「位置」に表示されます。
ここでは、配電盤で使用頻度の高い「ケアマーク」について紹介します。
ケアマークの概要
●国内の荷扱いでに使用されるケアマークは、
「JIS Z 0150 包装-包装貨物の荷扱い及び保管の図記号」で規定されています。
・図記号の色 :黒色 又は対象色 白
赤、だいだい、黄色は危険物ラベルと混同させないようにする。
・図記号のサイズ:標準的な大きさは、全高100、150又は200㎜とする
包装の大きさにより図記号が視認できる範囲で、標準より小さくしてもよい
・表示位置
基本は、包装の縦方向の4側面全ての上角に表示します。
2面ではパレット等に積まれたとき、見えなくなってしまうことがあります。
スペースがない場合でも2側面の上角に表示します
ケアマーク
配電盤で使用頻度の高いケアマークは次の通りです。
ケアマークを設ける際の注意事項
ケアマークの付け方が独りよがりでは、物流業者がその通り扱ってくれるかどうかわかりません。
倉庫・配送業者に十分相談し、実際の入庫、運搬、仕分け、保管のマテハンに合った表示を勧めます。
例)「天地無用」をカートンの上側に表示すると、矢印が横向きになり正しく表示できません。
側面に記載します。
例)他の荷物で見えなくならないような位置に記載します。
例)ケアマーク通りでは収納効率が悪く、保管・輸送に支障が生じる場合、輸送コストが
高くなったり、ケアマークが守られない場合があります。
以上 最後までお読みいただき、ありがとうございます。