塗膜が経年劣化する要因は「紫外線」「雨水」「湿気」「赤外線」「酸素」です。
塗膜が劣化する過程は、
つや引け → チョーキング → 割れ → 剥がれ です。
チョーキングが生じた時点で補修を行い、割れ・剥がれが生じないようにします。
今回は、チョーキングを説明します。
チョーキング
①塗膜を劣化させる要素
「紫外線」「雨水」「湿気」「赤外線」「酸素」などの要素が絡み合いながら塗膜を劣化させます。
このなかで、特に「紫外線」による影響が一番大きいと考えられています。
②チョーキング現象(白亜化)のメカニズム
屋外仕様の塗膜は、自然環境(雨水、湿気、紫外線、赤外線、酸素など)により、劣化します。
劣化により光沢低下が起き、着色顔料が表面に露出して「チョーキング(粉ふき)状態」となります
初期:塗膜表面で光が反射して光沢が生じます。
光沢低下:塗膜の劣化により表面が下がり、乱反射して光沢が低下します。
チョーキング
劣化が進むと乱反射がさらに進み、光沢が低下します。
表面に顔料が残り、チョーキングが生じます。
塗膜に触れた際に、白っぽい粉が手に付着すればチョーキングが生じています。