配電盤類では六角ボルトを充電部、外郭、部品の締結目的で使用します。
六角ボルトの、頭部寸法、保証荷重、選定類 について説明します。
六角ボルト の概要
●配電盤類では、~M5までは「小ねじ」、M6~M16は「全ねじ六角ボルト」の使用が多いです。
●「ボルト」は通常六角ボルトを指します。
● ボルトはスパナやレンチで締付けられるので、小ねじより強く締付けできます。

●ボルトには、首下全てがねじになっている「全ねじ」と、
ねじ先端から途中までねじが切られている「半ねじ」があります。
半ねじの長さの目安:L=130未満 b=ねじ径×2+6
L=130以上220未満 b=ねじ径x2+12
「表1.半ねじの長さb、図1.半ねじの詳細寸法」を参照してください。

ボルトの寸法
●ボルトの寸法は、「図1.表2.半ねじの詳細寸法」を参照してください。

ボルトの材質と強度
●材質は、鋼・ステンレスがあります。
強度は「表3.ボルトの強度、表4.鋼製六角ボルトの保証荷重」を参照してください。


ボルトの製造工程
●ボルトは、線材から冷間鍛造、六角頭のトリミング、ねじ転造を経て製造します。

参考書籍
ねじ総合カタログ 東京鋲螺協同組合
●関連資料
6角ボルトのレンチ・スパナの締付けスペース(ねじ選定3) | ガオの筐体設計 設計の勘所
「ねじ」の径・種類・長さ選定注意点🐯!(ねじ選定1) | ガオの筐体設計 設計の勘所
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