トラック便には宅配便-路線便-混載便-チャーター便の4種類があります。
チャーター便から混載便への変更により輸送費をコストダウンすることができます。
路線便は現場降ろしができませんが、混載便はクレーンやリフトを使用して現場降ろしができます。
路線便で期日指定できない場合でも、混載便なら納期日を守れる場合があります。
貨物のサイズ、重量、数量、繰返し頻度を勘案し最適なトラック便を選択をお勧めします。
混載便について紹介します。
トラック便の種類と特徴
トラック便には宅配便-路線便-混載便-チャーター便の4種類があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを表で説明します。
なお、配電盤の配送には、路線便、混載便、チャーター便を使用しています。
混載便とは
●混載便とは
・複数荷主の荷物を一台のトラックに積合せ輸送することです。
・他社の荷物を組合せることでトラックの積載効率を高め、輸送コストを削減させます。
・全国どこでも混載便を利用する事ができ、料金は荷物の大きさ(長さや面積や容積)、形状や
配送場所によって異なります。
・積載率を向上させ一度に効率良く荷物を運ぶ事で、二酸化炭素排出量の大幅な削減に繋がります。
●混載便のメリット
①コストが安い
②ロット・重量物・長尺物・異形状物を運べる
③効率良く荷物が運べエコ、CO2大幅削減
●混載便のデメリット
納品時間の指定ができない。(納品日指定可能)
●混載に適した貨物
①貨物重量
・路線便で割高になる重量、
・4t車や大型車のチャーターにするには少ない重量
・300kg~2.5t 3~8t
②3パレット以上の貨物
混載は、パレット(1100x1100)が何枚積載できるかで検討する。
4t車で、5パレットを積載可能、
4t車ワイドボディで、10パレットを積載可能(4tウイング車はワイドボディが多い )
大型車で、16パレットを積載可能
③長尺物
路線便は2m以上は運べない。
混載便はトラックの荷台種類により輸送可能。(4t車で4m/5m/6m有)
④異形状貨物
簡易包装で輸送可能
⑤平ボディ指示可で現場降ろし可能
路線便は荷台の後部しか開かず、クレーンやフォークの荷下ろしができないが、混載便は可能
⑥納期遅れはない(時間指定はできない)
混載便採用時の検討事項
1.混載便は、簡易包装で輸送可能
→ 包装費の削減が見込めます。
2.混載便では、1100x1100のパレットが何枚のるかで輸送費を検討される場合があります。
→ 商品が1100x1100以下のサイズに収めた方がよい。
→ 商品が1トン未満なら、小型トラックに2台積載可能か?
商品をW1500以下、D1500以下とするか?も検討します。
3.クレーンやリフトの積み下ろし可能
→ フォークリフトで積み下ろし可能な包装設計
→ 段ボールパレット輸送の検討
まとめ
混載便の使用は、低コストで、小ロット・重量物・長尺物・異形状物を運べます。
また、効率良く荷物が運べるので、CO2も大幅削減できます。
従来の輸送方法が最適か?見直したらいかがでしょうか。